社会福祉法人こぶしの会とは?

2019年9月で創立40周年を迎える、栃木県宇都宮市周辺で活動している社会福祉法人です。

社会福祉の発展と共に障がいのある方と共に発展してきました。

今後も「すべてのひとが幸せを感じる社会を」をタグライン(合言葉)に邁進してまります。

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『第188回理事会開催』

11月29日(土)に開催された第188回理事会は今年度に入り3回目の開催となりました。こぶしの会も当事者、保護者の高齢化に対応する課題があることなどに触れ無認可作業所から法人認可時の議論に及びました。公的資金を収入とすることでこぶしの会のやりたい事、自主的な活動が損なわれるのではないかと当時の理事会の様子が冒頭の理事長からの挨拶でした。

 上半期の活動報告が中心となる議題でしたが、新理事(職員選出理事)が2名加わり、現場の状況がリアルに伝わり、年度の課題である教育研修の内容や各分野別の報告も深まり、昨年度からの課題である教育研修の現場へのフィードバックや事故報告に合わせて中堅職員の教育、現場の学習の仕方など後半期に繋がる議論となりその課題が確認されました。

 後半期も、法人理念を具体的に推進するために年度計画に繋ぐ活動計画を認識しました。 

事務局 白井

『栃木県精神保健福祉会(やしお会)中央大会』

11月27日

栃木県精神保健福祉会(やしお会)中央大会に法人事務局、精神分野PJメンバーが参加しました。

「明日につながる家族の対応~自立への旅立ち・親亡き後どういきるか~」という主題にもあるとおり、これから高齢期を迎える精神障害者とその家族を家族史として紐解き活路を見出すというものです。こぶしの会のサービスを利用する精神障害当事者も多く、その親亡き後の自立生活が課題となっています。

今回の研修で『生活臨床』という言葉を初めて知りました。精神障害(精神疾患)をとらえるための基本的な視点は「精神症状があるから人生が行き詰まるのでなく、人生が行き詰まるから精神症状が発症する」というもの。これは単純な逆転の考え方というわけではなく、臨床的に分析されています。

キーワードは「指向する課題」「家族史的課題」「家族運営の行き詰まり」

日々、精神障害者の利用者支援をしているわが法人も、日頃ICFの学習を通じて、障害は環境が影響していると理解しているつもりが、どうしても目の前にいる当事者である本人にのみアプローチしがちです。本人の生活を構成する社会的環境という意味では家族も当事者に含まれているのだと改めて思いました。

また知的障害者家族の将来に対する不安・悩みは、本人と親の時間が過ぎる(年をとる)ことで発生する受け皿の有無など環境そのものへの不安が多いように感じますが、精神障害者家族のそれは現実の時間は刻々と進む中で本人の時間は止まったまま、ということに対する不安・焦燥のように感じました。

今回講師を務められました伊勢田 堯氏の著書『生活臨床の基本』は来年改訂版が出るとのこと(現在の版はこぶし蔵書にあるらしい)。精神分野PJでもとりあげていければと思います。  (法人事務局 仁平)

やしお会中央大会に参加させていただき、伊勢田堯先生の講演「どう治すかからどう生きるかの支援へ」~人間復興を掲げる生活臨床からの訴え~を拝聴させていただき、自分のやってきたことの確認ができたとともに、新たな気づきを得ることができた。

印象的だったのは、症状が良くなると生活が良くなるのではなく、生活が良くなると1.5か月程度で症状が消える。だからこそ症状をどうするかを考えるのではなく、生活をどうよくするのかを考えることが重要である、との話である。

では、生活をよくするとはどういう事か。伊勢田先生がおっしゃるには、本来どう生きたいのかを具現化することである。本人が希望する生活とはどう生きたいかではなく、「本来どう生きたいか」であるという、本人の希望は封印していることが多く、表出される言語化した希望とは異なる時がある。本来どう生きたいかは、その人の価値意識を知る事であり、価値意識は家族の文化を探ることで現れてくるものである。

その家族の文化を探るための方法として、家系図や家族の年表、本人の名前の由来等を聴くことと伺った。確かに、高い学歴、家庭を築く、高収入を得るなど、人によって重要度は様々であるが、その人を取り巻く家族の生き方や価値観が、成長の段階で本人の価値意識へつながっているのだと感じた。

普段の支援では生活歴を意識するように気をつけているところであるが、今後は家族の文化も意識していきたいと思う。 (法人事務局 廣本)

~ 介護研修について ~

社会福祉法人こぶしの会では、昨年度に続き介護研修を行っています。

今年度は、職員の介護技術の習得、技術の向上、支援の質の向上を目的として行うだけではなく、利用者もともに学び、利用者自身の生活が豊かになるように、そして就労に結びつくものとなれるように元栃木県ホームヘルパー協議会会長、こぶしの会理事の仁平明美先生をアドバイザーにお迎えし、月2回研修を実施しています。

これまでの内容を少しご紹介します!

〈ベットメイキング〉

〈車いすの介助の仕方〉

〈ベッドからの立つときの介助の仕方〉

家事援助のところから、お茶入れも研修しました!

なかなか急須でお茶を入れて飲むことが少なくなっていますが、入れる温度や最後の一滴まで、など学ぶことが多くありました。

みんな順番にお茶入れをしました。

初めての人もいましたが、緊張しながらもみんな楽しみながらできました!

まだまだ現在進行中の介護研修です。

楽しい様子、ときどきみせる真剣な表情などなど報告していきます。

                             担当:竹田 雅子


『謹賀新年』

あけましておめでとうございます。
 昨年、(社福)こぶしの会は、無認可で日曜作業所をアパートの一室からスタートアップし半世紀の事業展開をくりひろげてまいりました。その間、法人化、県東圏域から上三川町、宇都宮市の南地域と、規模の拡大のみならず、成人期障害者の地域生活全般から児童分野まで活動の内容を広げてまいりました。これも、ひとえに、当事者・家族、関係者と職員の思いがあってのことと痛感します。あらためて50年の努力に敬意を表したいと思います。
 時代は、福祉元年とさけばれていた発足時から、支援費制度への大転換の時代を経て、少子高齢化・成熟期制度見直しの変革のまっただ中に入っています。福祉はもとより、社会全体が揺らいでいる今日、障害ある人々や家族の皆さんの拠り所となるべく、今年も、法人役員・職員一丸となって皆さんの願いに応え続けていきたいと思います。よろしくお願い致します。
                                                  令和7年 元旦 

社会福祉法人こぶしの会 理事長 藤田勝春

バンテック様よりノートパソコンをいただきました

11月15日(金)に株式会社バンテックイースト ロジスティードグループ「まごころ基金」様よりパソコンのご寄付いただきました。本日、人事総務部山口部長、酒井主任にひまわりまでお越しいただき、パソコンの贈呈式を行わせていただきました。

社会貢献の一環で主旨に賛同される社員の皆様が会員となり、2008年に「まごころ基金」として設立されました。また、活動の際には会社も一体となり活動を行っており、数年前までは車椅子の寄付を全国20か所の自治体へ寄付されていたとのことですが、今、障がい者が働く現場でパソコンの需要があることを知り、今年度初めてパソコンの寄付をされることになったとのことでした。そして、パソコンの寄付が初めてとなる今回、ありがたいことにひまわりにお声掛けいただきました。バンテック様、まごころ基金の皆様、ありがとうございました。

山口部長からPCを受け取ってくださったのは、利用者の加藤明彦様です。加藤様もパソコンでの作業をされております。利用者の皆様でたくさん使用させていただきます。

令和6年11月15日

上三川ふれあいの家ひまわり 神山 志帆

『芳賀町町制施行70周年記念式典』に出席させていただきました

令和6年4月20日(土)に芳賀町民会館にて、芳賀町町制70周年記念式典が挙行され、白井事務局長、けやき作業所竹田が出席させていただきました。式典では、芳賀町の発展にご尽力いただいた先人の方々に対し黙とうを捧げ、芳賀南小学校合唱部の歌リードとともに、国歌斉唱、芳賀町民の歌を斉唱いたしました。大関町長の式辞、福田知事の祝辞を伺い、こぶしの会けやき作業所も芳賀町の一員として、地域の皆様とともに町の発展にご協力させていただき、地域の皆様と障害者福祉をつないでいくという思いを強くさせていただきました。

『のぶやさんと仲間たち』展 を終えて

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 2月23日(金)より1週間、芳賀町社会福祉協議会のある、芳賀町農業者トレーニングセンターにて、けやき作業所の利用者である直井信也さん他、なかまたち絵画作品を発表する『のぶやさんと仲間たち』展を開催させていただきました。下野新聞にも掲載されたためか、大勢の方に信也さんと仲間たちの作品を見ていただくことが出来ました。

 開催期間中は、多くの関係者やいくつかの作業所からもご来場いただきありがとうございました。会場では、来場していただいたに解説をしているのぶやさんの嬉しそうな顔、自分の絵が飾られているのを誇らしげに見ている仲間の顔が印象的でした。普段絵を描かない仲間たちは、自分の絵がない、描く!と意欲を燃やしていました。のぶやさんと仲間にとって素晴らしい経験になりました。

 企画から運営まで中心になって頑張っていただいた芳賀町社会福祉協議会、ボランティアセンターはが、手塚博也先生のご協力により、こんなに素晴らしい展示会となりました。ありがとうございました。

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『のぶやさんと仲間たち』展 のおしらせ

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来たる2月23日(金)から1週間。芳賀町社会福祉協議会のある建物「農業者トレーニングセンター」で、けやき作業所利用者、直井信也さんの絵画展「のぶやさんと仲間たち」展を開催します。この展覧会は、芳賀町社会福祉協議会、ボランティアセンターはが、けやき作業所と信也さんたちに絵の指導にきてくださっている手塚博也先生が実行委員会をつくり準備してきました。

絵画展を開催するにあたり、けやき作業所で一緒に美術活動を頑張っている仲間の絵も展示することになりました。

開催初日はオープニングイベントとして、けやき作業所のパンの販売も行います。ぜひ、のぶやさんの絵、仲間の絵を見にきてください!仲間たちもうきうきして待っています。最高のアート体験をどうぞ。

令和6年2月9日

けやき作業所 竹田 雅子

『令和5年度上三川町新春のつどいに参加しました』

令和6年1月17日に、4年ぶりの開催となる「上三川町新春のつどい」が、日産栃木工場ゲスト―ホールにて開催されました。

この集いには、約130名の上三川町、商工会、JAうつのみやの関係者が集まり、こぶしの会として高橋常務、白井事務局長、小野就労支援担当所長、神山ひまわり所長が参加し情報交換を行いながら親交を深めました。

星野町長の主催者あいさつでは、能登半島地震で被災された方々へのお見舞いの言葉のあと、「ささつな自治体協議会」の加盟団体である4町(上三川・益子・塩谷・高根沢)合同で支援物資を送ったこと、今後、町として義援金の受付を進めると述べました。

こぶしの会は、上三川ふれあいの家ひまわりが商工会の会員という事で参加させていただきました。上三川町の経済活動と障害者福祉をつないでいく一員として、地域でご活躍されている皆様との情報やネットワークを作っていきたいと考えています。会場となった日産栃木工場ゲストホール

遠藤社会福祉協議会会長と懇談

 

 

 

 

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