経営理念「わたしたちのめざすもの」

1.共生の地域社会づくりをすすめます

わたしたちは、世界のグローバル化に伴う価値観の多様化・問題の複雑化の中で、すべての人が人間としての尊厳を有し、価値ある存在であり、平等であることを保障し豊かな生活をはぐくむことのできる福祉社会の実現には、少数者を包摂し、顔の見える共生の地域共同体が不可欠であるとの認識に立ち、専門職ソーシャルワーカーとの一般社会及び市民の共助の地域活動を進めるためあらゆる社会資源に働きかけその実現にまい進します。

2.地域福祉の拠点となる事業づくりをすすめます

わたしたちは、地域社会へ積極的に参加し、地域社会との結びつきを深め、ソーシャルワークの視点で、開かれた社会資源の提供を積極的に利用し、地域生活の様々な困難を克服する為に共に歩み、地域と連携し、開かれた公益事業とソーシャルワークを展開し、少数者も地域社会に包摂された共生の地域社会づくりを目指していきます。

3.ひとり一人のニーズと地域福祉ニーズを原動力に福祉実践づくりをすすめます

少数者も生き生きと暮らすことのできる、潤いのある地域生活と環境づくりに努めます。ひとりひとりが個人として尊重され、常に人間性尊重の立場に立った活動を基本とし、生活の質の向上と自立に必要な公益的で社会的活動を実施します。働く喜び、創り出すことの充実感、自らも社会の一員として役割を果たし貢献する「やりがい」「生きがい」を享受し、自立のための条件を整えます。

4.関わる人の豊かな暮らしづくりをすすめます

自らの過去の実践や先進的実践に学び、関係する科学水準を学び、創造的に実践を積み上げます。こぶしの会にかかわる人々がそれぞれの力が発揮できるような人間的集団・組織づくりを基礎に、少数者の「生きがい」がすべての人間の「働きがい」「いきがい」と重なりあう仕事や活動を創りだし、そのことが、地域社会の知的財産となるような実践を産み出します。

5.継続発展する民主的で自立した経営組織を追求します

共生の地域社会建設を目指し、社会的資源を駆使し、将来的展望に立った効果的な事業経営により、民間性を活かし、先駆的・創造的、民主的で自立した組織・ネットワークづくりを目指します。